第27回 関東ホルモンと癌研究会

会場:がん研究会有明病院 吉田富三記念講堂

当番幹事よりご挨拶

第27回関東ホルモンと癌研究会 当番幹事

木村 高弘

東京慈恵会医科大学 泌尿器科学講座

 

このたび、第27回関東ホルモンと癌研究会を2027年1月16日(土)に、がん研究会有明病院 吉田富三記念講堂にて開催させていただく運びとなりました。

本研究会は、乳癌、前立腺癌、子宮体癌・卵巣癌などの婦人科腫瘍、副腎腫瘍をはじめとするホルモン関連腫瘍を対象に、基礎研究と臨床研究の融合、ならびに診療科・研究領域の垣根を越えた学術交流を目的として発展してまいりました。

第27回となる今回は、「Liquid Biopsyが切り拓くホルモン関連癌の未来」をテーマに掲げました。

近年、ホルモン関連癌の診療は、分子生物学やゲノム医療の進歩により大きく変革しつつあります。前立腺癌、乳癌、婦人科癌、褐色細胞腫・パラガングリオーマなどでは、ゲノム異常やシグナル伝達経路に基づく病態理解が進み、分子標的治療、PARP阻害薬、放射性リガンド療法、免疫療法などを含めた個別化医療が実臨床において急速に発展しています。

近年、リキッドバイオプシーやエクソソーム解析などの新規技術の発展により、腫瘍の分子動態を低侵襲かつ経時的に把握し、治療抵抗性や微小残存病変、再発を早期に捉えることが可能となりつつあります。これらの技術は、前立腺癌や乳癌をはじめとするホルモン関連癌においても、腫瘍の分子異常や治療反応性を評価する有用な手段として期待されており、今後の個別化医療の実現に向けて重要な役割を担うものと考えられます。

本会では、リキッドバイオプシー・エクソソーム研究の第一人者である落谷孝広先生を特別講演にお迎えし、基礎研究から臨床応用までを俯瞰した最新の知見についてご講演いただく予定です。また、共催セミナーおよび一般演題では、泌尿器科、乳腺外科、婦人科、内分泌内科、腫瘍内科、病理学、基礎研究など、多領域の研究者・臨床医が一堂に会し、活発な学術討論を行う場となることを期待しております。

本研究会が、ホルモン関連癌における新たな病態理解と診療戦略を共有するとともに、診療科や研究分野の枠を越えた共同研究や新たな学術的交流の契機となれば幸いです。

多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

2026年9月吉日